子育て通信「すくすくめーる」

すくすくめーる秋号 2003.9.1

保育園でのあそび

ポケットの中にどんぐりをいっぱいつめながら散歩を楽しむ子ども達、秋になるとどんぐりや色づいた落ち葉などを拾い集める姿が見られます。
きれいな色、形の違いをよーく、吟味しながら1つ1つ丁寧に選びます。
大切な宝物をポケットにしまい、友達と自慢し合う姿はとてもほほえましいですね。


子育てQ&A

抱かないと泣きます。抱きぐせですか?
抱きぐせについての考え方は昔のように否定的ではなくなりました。最近はむしろ抱いたほうが赤ちゃんの心身の発達にもよいとの考え方になっています。
赤ちゃんは抱いてあげたほうがいいのと、抱っこできるのもいまのうちだけなので、たくさん抱いてあげてくださいね。
寝るときタオルの端をかじるくせがありますがやめさせたほうがいいですか?
眠りに入る時のくせを就眠儀式といいます。指をしゃぶったり、特定のぬいぐるみを抱いたり、母親の耳たぶを引っ張るなど、ほとんどの子が何らかのくせをもっているそうです。これらの行為をすると落ち着いた気持ちになり、眠りに入りやすくなるのでしょう。こうしたくせは自然になくなることが多いので無理にやめさせることはありません。
上手な叱り方ってあるのでしょうか?
上手なしかり方のヒントは、子どもの立場になって考えてみることです。
たとえば、子どもにとって一番つらいのは「できないこと」をしからられることです。このほか、子どもにとってつらいしかられ方には次のようなものがあります。

1.感情的なしかり方
親の怒りをぶつけるようなしかり方は困ります。親がいつ爆発するかと、子どもが親の顔色をうかがうようになるし、親といてもおびえて過ごすようになってしまいます。

2.たたく、つねるなど
「しつけのためにはときにはたたくことも必要」「こどもはたたかないと覚えない」という考え方もあるようですが、体罰に頼ったしつけはマイナス面が大きいことを知っておきましょう。ひとつには子ども自身がそうした暴力で人を動かすことを覚えてしまうからです。また、1と同様、親の顔色をうかがうようになってしまいます。

3.他の子との比較でしかる
「○○ちゃんはできるのに」「お兄ちゃんはそうではなかった」など子どもは傷つきます。

4.役目を押しつけてしかる
「お兄ちゃんなんだから」「お姉ちゃんなんだから」「男の子なんだから」「女の子なんだから」などの言葉も。受けとる子どもはたいへんです。あまり小さなうちから「役割」を押しつけないようにしましょう。個性が失われてしまいます。

5.言葉による暴力
「うちの子じゃない」「どこかに行っちゃいなさいよ」。よく聞かれる言葉ですが、言われた子どもは親の愛情に不安を感じてしまいます。「ダメな子ねえ」なども、言葉の暴力と言えます。「もう知らない」「〜してあげない」などの“脅し”もデリケートな子の心に不安を呼び起こしてしまいます。

6.人前で激しくしかる
5〜6歳になるとプライドも出てきます。プライドを傷つけるようなしかり方はしないほうが無難です。

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