子育て通信「すくすくめーる」

すくすくめーる夏号 2002.6.1

保育園でのあそび

子ども達の大好きな夏がやってきました。砂場や園庭では、水あそびや、どろんこあそびの裸んぼうがいっぱいです。 園庭開放に来るお友達も夏は水着を持って遊びに来て。


子育てQ&A

うちの子は、何に対してもやる気がないようなきがするのですが、どうでしょうか。
心身共に健康に育っていれば、幼児は好奇心いっぱいで、自分から何かをやりたいのです。でも、ひどく疲れていたり、病気の前触れで気分がすぐれなければ何もやりたくないことでしょう。
また、いつも大人とのつき合いで夜遅く寝かされ、朝は両親の出勤時刻すれすれに起こされて、朝食も十分にとっていない場合は、午前中ずうっと半分目覚めていない状態ですから、気分良く遊べず意欲も湧きません。更に考えられる「やる気のない」原因は、家庭での過保護・過干渉です。気配りの良すぎる両親が、すべて先まわりをして子どもが喜びそうなことを用意してしまうと、積極的に意思表示をする場面が無くなりますので段々無気力になりがちです。
そこでその子のやる気のない原因を聞いた上で、保育園では叱咤激励はせず、その子が自分から動き出すまで温かな気持ちで見守ります。そして何か一つ始めたらおおいにほめるようにしてみて下さい。
このごろ、子供が話すときにどもります。
2歳児頃からどもる子を見かけます。この時期は、自分の思いを相手に十分に表現できない、伝えられないもどかしさや不安、話すことへの緊張感、また情緒不安定などがあるからとされています。
「○○なの?」「ゆっくり話なさい」などと周囲の人が干渉、気にする、また言い直しさせたりすると症状を悪化させ、話すことを嫌がるようになってしまいます。話すことを最後まで、穏やかにゆったりと待って聞いてあげることが大切です。心理的圧力から解放され、話せた喜び、わかってもらえた喜び、満足感、達成感などを感じ、心も安定すると、話すことに自信がでてきます。
お風呂をとっても嫌がります。(7ヶ月)
裸になっても逃げ出すほどの年齢になると、それなりの理由も考えられるから、これ持って入ろうなどと子どもの対応も考えやすいのですが、ただ泣くだけの赤ちゃんの場合には、思い当たる原因をまず考えてみます。
お風呂の中に落ちてしまった、熱いお湯、長湯、無理強い、関わり方の違い、空腹、眠い、洗髪、のどの乾きなど、不安や驚き、動揺、おびえなどのことがなかったですか。
全身をゆだねる乳児は全神経を張り巡らして身を守っているのです。一つ一つの原因を探しながら、手や足だけを風呂場で洗ってみる、おもちゃを持って安心してお風呂に入れるまで、丁寧に、ゆっくり赤ちゃんの反応を確かめながら様子を見ることにします。裸になることに不安の多い赤ちゃんもいます。ガーゼにくるむとか肌着のまま入り中で脱ぐこともできます。
ひどく嫌がってしまう時は体を拭いておしまいになる日もあるでしょう。条件を整え再度挑戦してみます。

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